しまなみ体験記

魅力は未知数!上島町。佐島と弓削島満喫コース

因島からフェリーで上島町生名島(立石港)へ。そこからレンタサイクルで佐島へ移動。

1日目[佐島]:瀬戸内パドラーズクラブ(シーカヤック体験)⇒book cafe okappa(カフェタイム)⇒Uターンブルーライン(サイクリング) ~自転車で弓削島へ移動~ ⇒インランド・シーリゾート フェスパ(泊)/2日目[弓削島]:フェリーで豊島へ移動⇒ゲルハルト・リヒター 14枚のガラス(見学)~フェリーで弓削島へ移動⇒せとうち交流館(上島特産パン作り体験)

因島の土生港(長崎桟橋)からフェリーに乗って約3分。

あっという間に上島町(立石港)に到着しました。
ここから自転車で島を巡っていきます!楽しみ~!

離島エコツーリズム シーカヤック体験

本日最初のアクティビティであるシーカヤックを体験するために「瀬戸内パドラーズクラブ」へやってきました!

初心者でも安心! ベテランガイドの丁寧なレクチャー

シーカヤックとは、パドルを使い手で漕いで進む、長さ4〜5mほどの小さなカヌーのことです。初心者の人でも安心してください! 海のことを知り尽くすベテランガイドの石田さんが、一から丁寧にレクチャーしてくれますよ。この日は、初心者を対象にした「体験スクール」(半日・6,000円)にチャレンジしました。歩いてすぐの浜辺で15分程度レクチャーを受け、いよいよ海上へ出発です!

海の上から瀬戸内の絶景を一望できる、ワクワク体験

漕ぎ始めは少し不安でしたが、思っていたよりもスイスイ進んで、景色を楽しむ余裕も出てきました! 陸で見る景色とはまた違って、海の上から見る島の大自然は本当に感動しました! はじめてで一人は不安という人は、2人乗りのカヤックもあるのでそちらでチャレンジしてみてくださいね。

体験コースによって違った景色を楽しめる

少し離れたところを走る船の乗組員さんや、橋を渡る島の人たちに手を振ったり、ガイドの石田さんとお喋りを楽しんだりしながらのんびりとした時間を過ごすことができました。今回体験した「体験スクール(半日)」は3~4時間程度のショートツアーでしたが、1日コースでは、日が沈んでいくなんとも幻想的な景色を見ることもできるそうです。どのコースも事前予約が必要なので、ネット予約または電話予約を忘れないようにしてくださいね。

お申込み・お問い合わせ:上島町観光協会(0897-72-9277/受付時間8:30〜17:15)
体験名:離島エコツーリズム シーカヤック体験
住所:上島町弓削佐島2626(瀬戸内パドラーズクラブ)
休み:年末年始
料金:体験スクール【半日】6,000円/1人、【1日】12,000円/1人、他
P:有

URL:https://kamijima.info/ecotour

ご予約:https://area-gate.biz/shimanami/activity?area=8300&categoryGroupId=1

book cafe okappa

サイクリングとシーカヤック体験のおかげで、お腹がペコペコに。そこでやって来たのが、2018年に佐島にオープンしたカフェ「book cafe okappa」です。

“オカッパヘア”のチャーミングな店主さん

このカフェを営むのは、“オカッパヘア”と明るい笑顔がとっても素敵な山之内さん(写真の女性)と武田さん。お二人は2017年・春に東京から佐島へ移住してきました。佐島の豊かな自然と人の温かさ、そして東京にはない不便さが楽しく、どんどん佐島に魅了されていったお二人。そして、2018年に夢だったカフェ「book cafe okappa」をオープンさせました。

なんと、店は全て友人の力も借りながらお二人でリノベーションしたそうです。古民家ならではの古き良き雰囲気が残る癒し空間が広がります。カウンター席とテーブル席があり、奥にはキッズルームもあるので、子ども連れでも安心して利用できますよ。店のあちらこちらに読書好きのお二人が集めた本がズラリと並んでいて、島の人たちが本を読みに訪れたり、時には自宅にあるオススメの本を店に置いていったりと、みんなの大切な憩いの場になっているのでした。

島の食材を使った焼きたてピッツァとスイーツ

店で提供しているのは、焼きたてのピッツァやカレー、ケーキやクッキーなど手作りスイーツなど。ドリンクメニューも充実していますよ。どれも島で採れた食材をできるだけ使うようにしているそうです。「ふわもちピザ」(800円)はマルゲリータやもち明太など5種類から選べて、ハーフ&ハーフにすることもできます! 少し厚めの生地でもちもちとした食感が特徴です。

こちらのスイーツは、「豆乳ヨーグルトケーキ」(350円)です。自家製みそと佐島のレモンを使ったシンプルだけど甘酸っぱくて爽やかな味わい。島の果物を使った「自家製シロップドリンク」(400円)もオススメですよ。メニューは気分で入れ替えたりするそうなので、その日どんなメニューがあるのかはお楽しみです!

ここにしかないスロータイムを満喫

美味しいご飯に淹れたてのコーヒー、手作りのスイーツを食べながら本を読む。何時間でも居座ってしまいそうな、ここにしかないスロータイムが流れているようでした。はじめて訪れた人はあまりの居心地の良さに、“また訪れたい”と心に誓って店を去っていくのでした。

施設名:book cafe okappa
住所:愛媛県越智郡上島町佐島694
電話:0897-72-9229
休み:火・水曜※不定休あり
営業時間:9:00~17:00
P:有
URL(Instagram):https://www.instagram.com/bookcafeokappa/?hl=ja

Uターンブルーラインをめざして自転車で佐島を散策!

佐島の南端にある「長磯の浜」につながる自転車道(ブルーライン)を進むと、ブルーラインがUの字を描いて、折返し地点になっています。このUターンが、とても珍しいのでサイクリストの聖地としてブームとなっているそうです。これはインスタ映え間違いなし!

ブルーラインの向こうにはきれいな砂浜

Uターンブルーラインの向こうは砂浜になっているので、ここでちょっと休憩。美しい海を眺めているだけで癒されます。

こんな楽しみ方もあります!

こんな看板を見つけました!
1. まずは素通り。
2. 海を眺めて癒やされる。
3. 目を閉じてブルーラインをなぞるように歩けたら…
「ちょっとした幸せが訪れる」かも! みなさんもチャレンジしてみてください!

Uターンブルーラインの場所:佐島の南端、長磯の浜方面

インランド・シーリゾート フェスパ

自転車で佐島から弓削島に渡り、本日の宿泊先「インランド・シーリゾート フェスパ」に到着しました。

海沿いに建ち、瀬戸内海リゾートを体感できる人気の宿

こちらのお宿は海沿いに立地しているので、瀬戸内海の美しい景色を存分に堪能できます。人と自然と歴史文化が共存する弓削島ならではの景色が、旅の疲れを癒やしてくれますよ。

客室は全17室で、なんと全室オーシャンフロント! 全ての部屋から美しいしまなみの風景が眺められ、リゾート気分に浸れます。バルコニー露天風呂付きの「特別和洋室」や、心落ちつく「和室」、リゾートテイストの「洋室」など、様々なシーンに対応可能です。それにしてもいい眺め!何もせず、海を眺めるだけで十分なステキなひとときが味わえます。

海に面した露天風呂は開放感満点!

ここの宿に来たならお風呂は絶対に外せません。海に面した露天風呂で、爽やかな風を感じながら最高のひとときを過ごしましょう。その他、泡風呂、電子マッサージ風呂、壺湯、岩風呂、サウナ、岩盤床など湯の種類・設備も充実しています。大浴場は2種類あり朝夕で男女入れ替わるので、ぜひ両方のお風呂を楽しんで!

瀬戸内の海の幸、島の味覚を味わおう

夕食は新鮮な瀬戸内の魚をふんだんに盛り込んだ会席や、こだわり地元産食材を中心としたメニューが味わえます。瀬戸内に来たならば、新鮮な魚介はぜひ堪能しましょう。基本プランのかみじま会席や、特選プランのゆめしま会席など予算に応じて選ぶことができます。

(注)写真はイメージです。季節及び仕入れ都合により、献立が変更になる場合があります。

また併設のレストラン「イル・マーレ」では、単品のアラカルトメニューも用意しています。岩城特産のレモンポークを使用した「レモンポーク丼」(写真)や、「旬味海鮮丼」、「フェスパ風なごみ御膳」など種類も豊富! このレストランからも美しい海が眺められます。

施設名:インランド・シーリゾート フェスパ
住所:愛媛県越智郡上島町弓削日比287
電話:0897-77-2200
休み:月2回休館日あり(要問合せ)
P:屋外40台(無料)
URL(予約):http://www.fespa-kamijima.com/?hl=ja

ゲルハルト・リヒター 14枚のガラス(豊島)

この旅の最終目的地である豊島(とよしま)は、弓削港から朝と夕の1日2便だけ出る定期船に乗って約20分で到着します。現在は誰も住んでいない無人島なのですが、船を降りてすぐに唯一の住人(?)である2匹のわんこ、シロとハナがお出迎えしてくれました。

瀬戸内の真ん中に浮かぶ孤島に創られた芸術作品

静かな島の竹林の中を歩いていると、突如姿を現した巨大な箱。ここには、ドイツの有名な芸術家ゲルハルト・リヒター氏によって、2015年・秋に創られた作品<<14枚のガラス/豊島>>が展示されています。実はこの建物の設計もリヒター氏が手がけていて、彼自身がデザインした建物はドイツ、ケルンにあるアトリエの他に、この豊島の空間しかないそうです。中の作品を観ることができるのは、1年の内2カ月間だけ。今年の公開は9・10月の土・日・祝日限定(午前8時45分~午後6時)となっています。公開期間になると、毎年世界中からこの作品を観にたくさんの人がやって来ます。

14枚のガラスだけが静かに並ぶ不思議な世界観

建物の中に入ると、14枚の大きなガラス板が確度を変えながら台座の上に並べられていました。ガラスの向こう側には、美しい瀬戸内海の景色が広がっています。四方から自然の光が入るように設計されていて、朝から夕方にかけて移り変わる光によって様々な反映をガラスの上で観ることができますよ。

一人ひとり違う作品の感じ方、楽しみ方

リヒター氏は、この作品に「永遠に」という想いを込めたそうです。誰もいない島に、ただ光のもとでイメージを生み続ける14枚のガラス。この作品の感じ方に正解はありません。これを見てどのように捉えるかは、観た人の自由です。その無限の表情を、瀬戸内という豊かな自然と穏やかな時間に包まれながら心ゆくまで楽しんでください。

施設名: ゲルハルト・リヒター 14枚のガラス/豊島
住所:愛媛県越智郡上島町弓削豊島
電話:080-6815-7331 /瀬戸内アートプラットフォーム
休み:2019年は9・10月の 土・日・祝日のみ公開
※毎年の公開日は「瀬戸内アートプラットフォーム」公式HPよりお知らせ
営業時間:8:45~18:00
料金:無料
P:無(豊島へ車の乗り入れはできません)
URL:http://setouchi-art.org/?hl=ja
備考:受付で身分証明書の提示が必要

島の食材を使ったパン作り体験

お次に向かったのは弓削島にある「せとうち交流館」。ここでは、パン作りを体験できるんです。

島の食材を使って作るパン教室を毎月開催

「せとうち交流館」では月に1回、島の食材を使って作るパン体験教室を開催しています。ABCクッキングスタジオで取得した、本格的で見た目もお洒落な完全手ごね方式のパン作り体験が人気です。地元の人の中にも毎月楽しみに通う人もいるそうです。その日どんなパンを作るかは、当日教室に行ってからのお楽しみ。この日は、写真の「ザ・レモン」作りに挑戦しました!

食材は、島のレモンとママレードなどの柑橘類。レモンの皮をすりおろして作ったレモンクリームや、ママレードのジャムをたっぷりと使っていきます。爽やかな良い香りがします!

先生と一緒に一から手ごね方式でパンを作る

パン作りの基本から分かりやすく丁寧に教えてもらえるので、経験未経験関係なく、誰でも簡単にパン作りができるのが人気の理由です。先生の動作を真似しながら、ゆっくりですが確実に工程を進めていきます。焼き上がり前の生地を触る機会ってあまりないので、モッチモチで気持ち良いですよ! お待ちかねの完成までは、2時間程度かかります。

見事完成した焼きたてパンをその場でいただきます

待ちに待った焼き上がりの瞬間です! 生地がふくれあがるまで、ちゃんとできるのかハラハラしましたが完成したパンを見るととっても綺麗に焼けていました! 作る工程も楽しかったですが、やっぱり一番の楽しみは焼きたてを食べること! アツアツの状態でいただきま~す! その日作ったパンのレシピもいただけるので、ぜひ自宅でも再チャレンジしてみましょう! とっても優しい大峯先生(写真左)が、分かりやすく教えてくれます。先生、どうもありがとうございました!

パン作り体験
住所:愛媛県越智郡上島町弓削下弓削1037-2(せとうち交流館)
電話:0897-77-2252(せとうち交流館)
開催時期:通年(月1回開催)
開催時間:9:30〜16:30(2時間程度)
料金:1,000円~
P:有
URL:https://www.kamijima.info/activity/上島の四季を彩るパン作り/?hl=ja
備考:完全予約制のため、事前にWEB・FAX・電話のいずれかで予約を

※各店舗の商品値段や価格は、2019年8月の取材時のものです。

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