しまなみ体験記

実はアートな街・今治の芸術を巡る旅<今治島嶼部編>

2日目:[大三島]今治市大三島美術館⇒Bubuka~歩歩海~(ランチ)⇒ところミュージアム大三島⇒今治市伊東豊雄建築ミュージアム⇒大三島ブリュワリー(カフェ&バー)

今治市大三島美術館

2日目のアート散策は、「今治市大三島美術館」からスタートします!
場所は大山祇神社の前にあるので、参拝前後の予定に組み込みましょう。

美術館周辺は緑も多く、神秘的で清らかな空気感が漂います。エントランス部分の大きな木の柱が印象的です。

現代日本画を中心に展示

昭和61年に現代日本画の美術館としてオープン。館蔵品は、昭和15年以降生誕された作家の作品が大半を占め、加山又造「火の島」、村田茂樹「同志社クラーク記念館」、松本勝「あけび」など日本画を中心に約1000点。

また、本画だけでなく制作過程での作家の感動が直接記録された素描や下絵も見ることができ、とても見応えがあります。また、こうしたコレクションを公開すると同時に、作家との交流を活かした企画展も開催しているので、こちらもチェックして下さい!


施設名:今治市大三島美術館
住所:愛媛県今治市大三島町宮浦9099-1
電話:0897-82-1234
開館時間:9:00~17:00
休み:月曜(祝日の場合は翌日火曜休み)、年末(12月27日~12月31日)
料金:一般520円、学生260円
P:有
URL:https://www.city.imabari.ehime.jp/museum/omishima/

高台にある見晴らしの良い癒しカフェ

おなかも空いてきたところで、ランチを食べに高台にあるカフェ「Bubuka~歩歩海~」へ。

お店は瀬戸内の海が一望できる高台にあるので、店内から眺める景色がとにかく最高! 晴れた日には青い海と青い空、周りには緑があって、自然のコントラストに心を癒されますよ。1階にはカウンター席、2階にはテーブルやソファー席などがあります。

ハンモックも2つあるので、ゆったり腰を掛け、ゆらゆらしながら景色を眺めて料理を待つのも良いですよ。窓からテラスに出ることもできます!

島食材で作る“和”のごはんにほっこり

人気メニューがこちらの「ブブカのお昼ごはん」(1,200円)。近海で獲れた新鮮な魚介類を中心に、季節の野菜を使った彩りも美しい和定食です! この日の魚は「さわらねぎ焼」や、「旬野菜天ぷら」など、副菜もいっぱいで大満足でした!

食後には島のレモンを使った自家製「レモンソーダ」でスッキリ口を潤してみてはどうでしょうか? 甘酸っぱくてとっても美味しい、夏にぴったりのドリンクです!

毎週金曜・日曜はみんな大好き“パンの日”

毎週金曜日と日曜日の週2日限定で販売されている自家製酵母パンも大人気! ファンも多く、午前中で売り切れてしまうこともあるそうです! 運よくパンが残っていたら即買いをオススメします!そんな人気の自家製パンを使った「ブブカサンド」も絶品なので、ぜひこちらも味わってみてくださいね。

施設名:Bubuka~歩歩海~
住所:愛媛県今治市大三島町宗方7395-2
電話:0897-83-1558
営業時間:11:00~L.O.16:00
定休日:水・木曜
URL:http://bubuka-style.com/

瀬戸内海の多島美が眺められる現代アート美術館

次は、ところミュージアム大三島にやって来ました!

美術館に到着したとたんに目に飛び込んでくる入口のキュートな扉。ここに描かれた絵は、アメリカで活躍するノエ・カッツの作品「キッシングドア」。左右の二人がまるでキスをしているように見えます。
【注意】開館中は扉を開けています。作品保存の観点からも閉めることはできません。また勝手に開閉しないようご注意ください。

個性溢れる現代アート作品を展示

海沿いの急斜面に建てられているので、入口のエントランスが一番上に位置していて、作品を階段で下りながら観覧していきます。展示作品はノエ・カッツ、マリソール、トム・ウェッセルマンを始め、サン・ピエトロ寺院大聖堂の門扉を14年かけて制作したことで世界的に知られるジャコモ・マンズー、日本の林範親、深井隆などの立体作品が約30点。

オープンテラスでひとやすみ

館内の一番奥は瀬戸内海の美しい多島美が望めるオープンテラスになっています。ここで瀬戸内海を眺めながらひとやすみしましょう。

外と中を隔てる壁やガラスなどの仕切りがなく、開放感溢れる「ところミュージアム大三島」。心地よい海風を感じながらアート鑑賞できるのがここの最大の魅力です。

施設名:ところミュージアム大三島
住所:愛媛県今治市大三島町浦戸2362-3
電話:0897-83-0380
開館時間:9:00~17:00
休み:月曜(祝日の場合は翌日火曜休み)、年末(12月27日~12月31日)
料金:一般310円、学生160円
P:有
URL:https://www.city.imabari.ehime.jp/museum/tokoro/

施設全体がひとつの作品に

さて、いよいよこの旅も終盤。「今治市伊東豊雄建築ミュージアム」に到着です。

世界的な建築家・伊東豊雄氏による、国内初の建築ミュージアム。瀬戸内海の島々を見下ろすみかん畑の傾斜地に建てられているので眺めも抜群です。

建物は「スティールハット」「シルバーハット」の2棟で構成されていて、こちらは「スティールハット」。もうさっそく建物の外観からアート! 早く中に入りたくなります。

個性的な形をした「スティールハット」は伊東氏の大三島での活躍を展示するパビリオン。今回訪れたとき(2019年8月)は、島の暮らしについてのこれからの展望や想いを発信したり、その活動や取り組みなどを展示していて、私達も身近に感じられる作品になっていました。靴を脱いで絨毯の上で、思い思いの格好でくつろぎながら鑑賞できるのがとても居心地良かったです。

賞を受賞した「シルバーハット」

こちらは、日本建築学会賞作品賞に輝いた「シルバーハット」。伊東氏の東京の自邸を再生した建物です。ワークショップや図書閲覧などのリサーチの場として使用されています。

ここから瀬戸内の島々を眺めていると、時が経つのを忘れてしまいそうになります。アート作品に囲まれながらゆっくりと流れる島時間を満喫してください。

施設名:今治市伊東豊雄建築ミュージアム
住所:愛媛県今治市大三島町浦戸2418
電話:0897-74-7220
開館時間:9:00~17:00
休み:月曜(祝日の場合は翌日火曜休み)、年末(12月27日~12月31日)
料金:一般840円、学生420円
P:有
URL:http://www.tima-imabari.jp/about/architecture/

醸造所のすぐ隣で作りたてビールを

旅の最後に訪れたのは、島でこだわりのビールを造っている「大三島ブリュワリー」。ここは、大阪の有名ブリュワリー「箕面ビール」で働かれていた高橋さんご夫婦が営まれています。

古民家をリノベーションした店内は、入口にソファ席、奥にも座敷など数席用意されています。座敷は広々としているので、休日になると子ども連れも良く訪れているそうです。

飲食スペースのすぐ隣には醸造所があり、この日はご主人が仕込みの真っ最中でした。麦芽の香ばしくて甘い香りが店の外に漂ってきます。店内の窓から仕込みをしている様子を見ることもできますよ。

その日のラインナップから飲み比べて楽しむ

店で飲めるビールは3~4種類程のラインナップからお好きなものを選べます。クラフトビールにあまり馴染みがない人でも飲みやすい、クセが少ないものからしっかりとしたボディのものなど数種類提供しています。レギュラーグラスもありますが、ハーフサイズ(550円~)で飲み比べをするのがオススメです! その日、どんなビールがあるのかは入口すぐの黒板をチェック!

たくさん遊んで、汗をかいた後のキンキンビールは最高です! 車で来てアルコールが飲めない…という人もご安心を! なんとペットボトルで持ち帰りもできちゃいます! ソフトドリンクもあるので、子ども連れでもみんなでゆっくりした時間を過ごせますよ。ぜひ、美味しいビールをお楽しみください!

施設名:大三島ブリュワリー
住所:愛媛県今治市大三島町宮浦5589
電話:0897-72-9248
営業時間:13:00~17:00、18:00~22:00(L.O.21:30)
定休日:水曜 ※臨時休業有
URL:https://www.facebook.com/omishimabrewery/

※各店舗の商品値段や価格は、2019年10月の取材時のものです。

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