しまなみ体験記

【Drive&Ride~尾道篇~】

島サイクリングと尾道散策を楽しむ 1泊2日の女子旅スタート!

世界中から注目されている日本屈指のサイクリングスポット、瀬戸内しまなみ海道。
旅のスタート地点は、本州から数えて3番目の島、生口島。車のドアを開けた瞬間、ふわっと包まれる海の香りにテンションUP!島を楽しんだ後は、新旧の文化が調和するまち尾道へ。走って、観て、食べて、飲んで、女子の五感をくすぐる旅のはじまりです。

サイクリングの拠点「瀬戸田観光案内所」で自転車をレンタル

瀬戸内しまなみ海道にはレンタサイクルできるスポットが多数点在しています。「瀬戸田観光案内所」もそのスポットの1つ。「どんな自転車にしようかな~?」と、まずは自転車選びから。運転もラクチンな電動アシスト自転車と悩んだけど、颯爽と走って風をたくさん感じたい! とクロスバイクをチョイス。ヘルメットも貸出してくれます。出発前に点検と簡単な説明を受けていざスタート。

■料金(1日)
1,100円(小学生以下300円)※2021年7月1日から大人2,000円(小学生以下500円)
電動アシスト自転車(大人用のみ)は1,600円 ※2021年7月1日から2,500円
※その他、保証料として大人1,100円、小学生以下500円が必要です。

【お問い合わせ先】
名称/しまなみレンタサイクル 瀬戸田観光案内所 レンタサイクルターミナル
住所/尾道市瀬戸田町沢200-5
電話/0848-22-3911 
営業時間/9:00~17:00
定休日/12月29日~31日
URL:https://shimanami-cycle.or.jp/rental/

瀬戸田には〝映え〟スポットもたくさん!

いざ、しゅっぱ~つ!の前に、瀬戸田観光案内所前にある大きなレモンのオブジェで記念撮影。「ここのレモン、SNSでよく見かけてたから嬉しい~!」。早速、映えスポットで旅の思い出の1枚をゲットしました。

持参したお気に入りのネックゲイターも装着して、今度こそ出発。まずは、「瀬戸田観光案内所」からすぐ近くの「耕三寺博物館」を目指します。

西の日光とも呼ばれる「耕三寺博物館」で建築美を堪能

日本各地の有名な建築物を模して建てられた堂塔が敷地内に立ち並ぶ「耕三寺博物館」。実は、博物館でありながら浄土真宗本願寺派の寺院という珍しいスポットです。日光東照宮陽明門を模した、孝養門はまさに圧巻のひとこと。「見れば見るほど見つかる木彫りの龍に釘付けです」

フォトジェニックなスポットが多数点在

思わず「ここでも!あそこでも!」と言いたくなるほど、すべてがフォトジェニックな空間。「女子旅の楽しみのひとつ、映え写真がたくさん撮れる~!」と大満足。フル充電のスマホは必須です。

お寺がまるごと博物館!極彩色の建物も必見

「耕三寺博物館」には、20以上もの建造物があり、このうち15棟が国の登録有形文化財として登録されています。京都宇治平等院鳳凰堂をモデルにして建てられた本堂もそのひとつ。鮮やかな色彩に目を奪われます。もちろん、こちらもフォトジェニック。

真っ白な大理石の庭園「未来心の丘」を散策

「耕三寺博物館」といえば、数々の美しい建築物も有名ですが、もうひとつ有名なのが、大理石の庭園です。「未来心の丘」と名付けられたこの場所は、広島県世羅町出身で世界的彫刻家・杭谷一東氏が手掛けた巨大なアート作品。杭谷氏がアトリエを構えるイタリアで採掘された大理石をふんだんに使用。日本とは思えない、非日常的な空間が広がります。

「どの場所で写真を撮っても、とにかくステキ! 有名な彫刻家さんの作品の中で写真が撮れるなんて、とっても贅沢ですよね」

耕三寺博物館
電話/0845-27-0800
住所/尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2
営業時間/9:00~17:00
定休日/年中無休
HP/www.kousanji.or.jp

日本画の巨匠・平山郁夫氏の感性に触れられる美術館

瀬戸田町出身の日本画家・平山郁夫氏。その生涯を辿りながら生み出された数々の作品を鑑賞できる「平山郁夫美術館」。小学生のときに描いた絵日記や中学生時代の風景画など、少年時代の貴重な作品も収蔵されています。アートな島の最もアートな場所、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

平山郁夫美術館
電話/0845-27-3800
住所/尾道市瀬戸田町田沢200-2
営業時間/9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日/無休
HP/hirayama-museum.or.jp

アートを満喫したあとは商店街にあるウワサのお食事処へ

潮風香るレトロな商店街を自転車で走ること約5分。2019年10月にオープンしたアオリイカ専門店、その名も「食堂あおり」へ到着。古き良き時代を彷彿させる趣のある外観とイカがモチーフの看板が目印。

古民家を改装した店内。
アクセントカラーはイカの○○○の色!

古民家ならではの懐かしさとその穏やかな雰囲気が、サイクリング途中のカラダを癒してくれる店内。そんな店内を引き締めるのが、カウンターやイスに使われた鮮やかなターコイズブルー。実はこの色、アオリイカのまぶたの色なんですって! 店主、和田さんの遊び心とアオリイカへの並々ならぬ愛が伝わってきます。

「こんなに甘いなんて知らなかった~!」なイカをいただきます

お店で味わえる定食は3種類(2020年9月現在)。どれも自慢のアオリイカがメインで、すべてを味わいたいなら「あおりご飯げそ天付き」を、イカの刺身だけを味わうなら「あおりご飯」、天ぷらがお好きなら「あおり天丼」と、どれを選んでも間違いなし! 

思わず笑みがこぼれるほどプリップリのイカ!

生卵を溶いたカツオベースのおつゆにイカの刺身をつけて食べるのが「食堂あおり」流。「白ご飯にワンバウンドして食べるのもオススメですよ」と和田さん。「もちろん採用させていただきました! イカが甘い、甘すぎる〜!」とテンション上がります。最後に残ったおつゆはご飯にかけてシメの卵かけご飯でズズズッといただきます!

あおりご飯げそ天付き(1,500円)

あおり天丼(1,200円)

あおりご飯(1,200円)

今朝釣ってきたばかりの新鮮なアオリイカを前に和田さんと釣りトークが弾みます! お店で提供するイカは、ほぼ和田さんが自ら釣ってきたもの。イカ好きが高じてこの瀬戸田に移住し、お店をオープンしたという珍しい経歴の和田さんとの会話も「食堂あおり」を訪れる楽しみのひとつ。

食堂あおり
電話/050-5359-2426
住所/尾道市瀬戸田町瀬戸田本町450-2
営業時間/11:00~15:00(LO14:30)※なくなり次第終了
定休日/火・水曜日(祝日の場合は営業)
HP/shokudoaori.com

瀬戸田の絶景を満喫しながら海までサイクリング

今回は全長70kmのしまなみ海道サイクリングコースの中から、カジュアル&ポップに楽しめるルートをピックアップ。瀬戸田サンセットビーチ、商店街散策、耕三寺など生口島内でお手軽にサイクリングを楽しみました。道路沿いにはヤシの木が続きます。その景色はまるで南の島にいるかのよう!

道路には、ブルーラインが引かれているので迷子の心配もなし。途中、サイクリングロードもあり、安全にサイクリングが楽しめます。

砂浜がキレイ!「瀬戸田サンセットビーチ」に到着

海沿いをのんびりサイクリングしていると目的地のビーチに到着! 瀬戸内海の魅力と言えば、穏やかな水面と絵画のような島々。高いところから見る多島美もステキですが、海抜ゼロからの眺めも美しいものです。

日本の名海水浴場88選にも選出!キャンプやシーカヤックも楽しめる海水浴場

実はこちらの海水浴場、ただの海水浴場じゃないんです。夏の海水浴はもちろん、キャンプやBBQは通年OK! シーカヤックや話題のアクティビティ「SUP」の体験もできます。事前予約が必要ですが、旅の時間に余裕があれば、サイクリングの途中にシーカヤックで海上散歩を楽しむなんてことも叶えてくれます。

海を眺めながらの女子トークが盛り上がる♡

「瀬戸田サンセットビーチ」と名前にもなっている、美しいサンセットも魅力のひとつ。瀬戸内海随一とも言われる、水面を真っ赤に照らしながらゆっくりと沈む夕日は必見です。とはいえ、レンタルサイクルの返却もあるので、少し早めのサンセットを楽しむことをおすすめ。ちなみに、ホームページのフォトギャラリーで美しい夕日の写真を見ることもできます。

尾道に来たら外せないスポット「ONOMICHI U2」に宿泊!

2014年の開業以来、尾道のランドマークとして親しまれている「ONOMICHI U2」。1943年竣工の倉庫をフルリノベーションした空間には、自転車も一緒にチェックインできるホテルをはじめ、レストラン&バー、カフェ、ベーカリー、サイクルショップなど、あらゆるコンテンツをインストール。尾道に来たなら必ず立ち寄るべきな観光スポットの地位を確立しています。

自転車も一緒に泊まれる「HOTEL CYCLE」にチェックイン

本日の宿は「ONOMICHI U2」内にある「HOTEL CYCLE」。そのスタイリッシュな雰囲気もさることながら、尾道散策の拠点として、またサイクリストにも優しい宿。客室への自転車が持ち込み可能で、宿泊者専用のレンタサイクルプランも用意。チェックイン後の尾道散策もしっかり楽しめそう。

コンパクトで機能的な客室は全28室。地元を代表する産業でもあるデニムを使用したルームウェアも嬉しい。※写真はデラックスツイン(2名1室23,000円〜)。ほか、スタンダードツイン(2名1室19,000円~)もあり。

施設内の「SHIMA SHOP」でお土産探し

「What is a 瀬戸内暮らし?」をテーマに、日々の暮らしをちょっぴり豊かにしてくれるアイテムをスタンバイ。「自分へのご褒美として買っちゃおうかな」と思える、オシャレで楽しいアイテムに出合えるはず。

瀬戸内がギュッと詰まった料理を堪能

たくさん自転車を漕いでお腹もペコペコ。「ONOMICHI U2」には、
レストラン「The RESTAURANT」とバー「KOG BAR」もあり、「もうくたくたでどこにも行けない、、、」という時でも地元の食材をふんだんに使用したディナーを楽しむことができます。アラカルトのほか、コースも用意。

手前から、地魚の豪快アクアパッツァ(2,200円~)、地野菜のラタトゥイユと庄原卵のスキレット(770円)、瀬戸内海シーフードのマリネ(1,980円)。この日のアクアパッツアは身の分厚い鯛でした!

「The RESTAURANT」の朝食から2日目スタート

クロックマダム(or トースト)に季節の前菜、サラダ、ヨーグルト、ドリンクがセットになったブレックファースト。施設内「ButtiBakery」の焼きたてのパンと地元産野菜の美味しさに体が目覚める瞬間が分かるほど。ボリュームもしっかりあるので、朝食前に海沿いを散歩してから味わうのもおすすめ。

手前からクロックマダムプレート(1,760円)、トーストプレート(1,320円)

ONOMICHI U2
電話/0848-21-0550
住所/尾道市西御所町5-11
営業時間/【SHIMA SHOP】10:00~18:00
     【The RESTAURANT】breakfast7:30~10:00(LO9:30)、
      lunch11:30~15:00(LO14:30)、dinner17:30~21:30(LO21:00)
     【KOG BAR】17:30~21:30(LO21:00)
      【HOTEL CYCLE】チェックイン15:00〜/チェックアウト11:00    
     【ButtiBakery】9:30~17:30
     【Yard Café】10:00~17:00(土日祝9:30〜)
     【GIANT STORE Onomichi】9:00~19:00
定休日/火曜不定休(シーズン毎に変動、webで要確認)
HP/onomichi-u2.com
予約URL:https://www.jtb.co.jp/kokunai_hotel/htl/7137018/plan/?RegistFrom=agsjapan

2日目のメインは尾道散策。坂の上の話題のスポット「LOG」へ

尾道観光の醍醐味とも言える、山手側の散策。急な坂道は想像以上に堪えるけど、少し登っては振り返るたびに異なる表情豊かな景色を見せてくれるのも、この坂があるからこそ。海沿いから線路を渡って山手方面へ約20分。千光寺につながる坂の途中、一棟のアパートメントをリノベーションした「LOG」に到着。

昭和30年代に建てられたアパートメントを多目的空間「LOG」として再生。インドを拠点に活動する世界的建築家「ビジョイ・ジェイン」により、自然素材や職人による伝統技術を重んじて作業が進められ、温かみのある空間へと生まれ変わった。カフェ&バーやダイニング、ショップ、宿泊施設などを備えている。

土間×ピンクの壁。なんだか優しくなれる空間でカフェタイム

大きな窓から入る柔らかい日差しが、ピンク色の壁に届き、より一層の温もりを与える。この場所に座っているだけで心が満たされる、そんな不思議な場所、カフェ&バー「Atmosphere」。ひとつひとつの素材選びにもこだわった、ここでしか味わえないスイーツとドリンクが楽しめます。

レモンケーキ(495円)とLOGオリジナルクラフトコーラ(605円)

3種のチーズサンド(660円)とチャイ(550円)※ドリンクセットの場合1,100円

梨とヨーグルトのソルベ(770円)とLOGオリジナルレモネード(660円)

「あの坂を登ってきてよかった~!」と心から思えるスイーツにみんなで感動。

ショップで尾道のイイモノ探し

1Fのショップでお土産探し。「LOG」ゆかりの職人や、地元尾道の生産者が手仕事で作った心宿るアイテムだけをセレクトしたショップです。

「手染めのストールや手漉き和紙の箱、地元産フルーツのジャムなど、どれも大切な人に贈りたいものばかりでした」

「LOG」の帰り道、猫ちゃんを発見!さすが猫の街です。

LOG
電話/0848-24-6669
住所/尾道市東土堂町11-12
営業時間/【Cafe&Bar Atmospher】11:00~19:00(LO18:30~)
     【Shop】9:00~ 18:00
     【Dining】朝食(宿泊者限定)7:30~10:00(LO9:30)、
          夕食18:00~、18:30〜または20:00〜、20:30〜
定休日/無休
HP/l-og.jp

行列覚悟!でも絶対食べたい、くだものドカ盛りクレープ!

「LOG」で心の栄養をチャージした後は、尾道商店街へ。話題のベーカリー「パン屋航路」や老舗蒲鉾店「桂馬」など、魅力的な商店がたくさん軒を連ねる昔ながらの雰囲気がたまらない商店街。そんな商店街のアーケードを抜けた路地に、SNSで大人気のクレープ専門店「Eternity」があります。

基本のクレープ生地(200円)に季節のフルーツ(250円~)や好みのトッピング(50円~)をプラスして、自由自在に注文できるのが「Eternity」の魅力。メニュー表を目の前にするとたくさんありすぎて悩んでしまうこと必至です。出てきたボリューミーなクレープを見て一同「すごーい!」と歓声が上がります!

見よ!この美しさ!エタニティ名物!季節のフルーツ「お花」クレープ♡

左からピオーネ&シャインマスカット&ゴールドキウイ&梨(1,720円)、無花果3倍(1,120円)、無花果&シャインマスカット(1,120円)。スライスができる2種類(2倍)以上のフルーツなど、一定の条件が揃えば「お花」クレープが完成。そう、この美しい「お花」クレープを求めてみなさん行列に並んでるのです! ボリューム、見た目、全てがエレガント〜!

「Eternity」は2015年にオープン。お客さんがまだ少なかった頃に、食べごろ間近なフルーツをサービスで盛り盛りにしていたところ、そのボリュームに驚いたお客さんが写真をSNSにアップ。それをきっかけに火がつき、今では1~2時間待ちは当たり前の大人気店に。その後も、盛り付けの美しい「お花」クレープでタイムラインを盛り上げています!

必ず写真を撮りたくなるほどフォトジェニックなクレープ。女子旅には外せないスポットです。3人もスマホを取り出して撮影していると、「みなさん写真を撮るときは傾けすぎにご注意くださいね!何人もそれでボトっと落ちちゃってますから!」とスタッフさんが教えてくれました。そんな優しい気遣いも人気の秘密なのかもしれません。

Eternity
電話/0848-38-7057
住所/尾道市土堂2-2-14
営業時間/11:00~生地がなくなり次第終了
定休日/木曜日
HP/なし

※本取材の情報は2020年10月現在のものです。

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