しまなみ体験記
今治発着!ゆめしま・しまなみポタリング旅~今治・上島町・大三島・大島~【1日目】
今治発着!ゆめしま・しまなみポタリング旅~今治・上島町・大三島・大島~
🚗 今治港🛳 岩城港(岩城島/上島町)🚶 岩城観光センター(岩城島/上島町)🚴 積善山展望台(岩城島/上島町)🚴 岩城橋🚴 天の花(弓削島/上島町)🚴 おやつタイム(弓削島/上島町)🚴 立石港(生名島/上島町)🛳 土生港(因島/尾道市)🚶 土生港レンタサイクルターミナル(因島/尾道市)🚴 井のイの!STAND(大三島/今治市)🚴 足るを知る木洩れ日る(大島/今治市)【泊】
今回は今治発着のしまなみ・ゆめしま海道をゆるりと巡る自転車旅をご紹介。今治港からフェリーに乗って上島町へ。岩城島でe-bikeをレンタルして、ゆめしま海道の名所をのんびりポタリング。名所めぐり後は、上島町内のレンタサイクルスポットでe-bikeを返却してフェリーで因島・土生港へ。因島を経由して訪れたのは、話題のニュースポットが点在する大三島・大島~。それではいってみましょう!
※この記事は2023年10月時点での情報です。最新の情報は各施設にお問い合わせください。
今治港からフェリーで上島町の岩城島へ!
フェリー移動もしまなみ旅の醍醐味! 今治市の海の拠点・今治港からフェリーに乗船します。まずは券売機で片道切符を購入。
上島町の岩城港までは1時間弱。今治港→友浦港→木浦港→岩城港、と3つめの港です。
第一桟橋から出発~!瀬戸内海の風景を楽しみながら岩城島を目指します。
「い・わ・ぎ」の大きな文字が目を引く岩城港に到着!
「岩城観光センター」で話題のe-bikeをレンタル
岩城港のすぐ目の前にある「岩城観光センター」は岩城島の観光発信基地。自転車のレンタルができるほか、上島町の観光パンフレットやマップもここで手に入ります。
カウンターでレンタルの手続き。今回は積善山にも登るので、アシスト機能がパワフルで
坂道もグイグイ走れる「e-bike」をチョイスしました。
出発前に、岩城島のお土産が並ぶ売店をチェック。青いレモンは岩城島の特産品で、秋から12月末は青いレモンを出荷しているそう。「青いみかんも発見! 旅のお供に買っちゃお~!」
上島町の岩城島・生名島・佐島・弓削島の4島を結ぶ「ゆめしま海道」トリップへ出発~!
■料金(1日)e-bike 5500円
名称:岩城観光センター
住所:愛媛県越智郡上島町岩城1427-2
電話:0897-75-3277
営業時間:レンタサイクル 8:30~17:15(土曜・日曜・祝日~16:45)、売店リモーネプ
ラザ 8:00~17:30(日曜・祝日~17:00)、喫茶レモンハート 9:00~16:00
定休日:日曜・不定休
目指すは標高370m「積善山」の山頂展望台!
岩城島のちょうど真ん中に位置する「積善山」へ。パワフルなe-bikeなら登山中に景色を楽しむ余裕も。「途中、ちょっぴりキツイ坂道もあったけど、e-bikeをレンタルしてよかった~! スイスイ登れたね!」
岩城観光センターからのんびり漕いで約40分。山頂へ登る最後の坂道の下に到着。「展望台へは徒歩で登るみたい」
ここからは徒歩で130m先にある展望台を目指します。
山頂に到着。記念写真を撮ったら隣にある展望台へレッツゴ~!
360度!圧巻の大パノラマ! これから向かう生名島、佐島、弓削島まで、上島町の島々が一望できます。「瀬戸内海に浮かぶ島」と表現されますが、まさにその通りの景色。
「奥の島が弓削島だ~」「後から通る岩城橋も見えるね!」
北は中国山地、南は四国山地を望むことができます。望遠鏡を覗くと、漁をする漁師さんやレモンを収穫する農家さんなど、島の日常を垣間見ることもできるかも!?
岩城観光センターで購入した青いみかんで休憩。「甘酸っぱくておいしい!」
頑張って登ったご褒美は、目の前に広がる最高の景色! 春には山全体がピンクに染まるほど桜が満開に。「桜の名所でもあるのか~。次は春に訪れたいね!」
名称:積善山 展望台
住所:愛媛県越智郡上島町岩城積善山
問:上島町観光戦略課(0897-77-2252)
URL:https://www.kamijima.info/sightseeing/sekizenzan-tenbodai/
2022年に開通したばかりの「岩城橋」を通って生名島へ
2022年3月、岩城橋の完成によって上島町の岩城島・生名島・佐島・弓削島を結ぶ「ゆめしま海道」が全て開通しました。橋下を大きな船が通るため、勾配が急なのでスピードの出し過ぎには注意してくださいね。
「上島町は信号とトンネルがひとつもないから自転車旅が楽しいね」「道路もキレイだし、公共トイレも整備されててまさに、サイクリング天国だね~♪」
名称:岩城橋
住所:愛媛県越智郡上島町岩城~生名
問:上島町観光戦略課(0897-77-2252)
防波堤に描かれた「天の花」は人気のフォトスポット
岩城橋を渡ったら、生名橋、弓削大橋も通って弓削島へ。海の香りと潮風が心地よいサイクリングは自転車のペダルがいつもより軽やかに感じるから不思議♪
弓削島の海岸線を走り続けると防波堤に描かれたアート作品「天の花」が見えてきます。全国の若手アーティストが参加した「瀬戸内かみじまアートプロジェクト2019」防波堤ペインティングコンペティションの受賞作品のひとつ、日月美輪さんの「天の花(そらのはな)」です。
防波堤アートは、SNS映えするフォトスポットとして大人気。弓削島の「天の花」のほか、生名島と岩城島にもあるのでぜひ巡ってみてね。
名称:防波堤アート「天の花」
住所:愛媛県越智郡上島町弓削久司浦
URL:https://www.kamijima.info/bwp2019/
「天の花」のすぐ近くにある大森神社にも寄り道。海に向かって建つ鳥居は珍しい風景。小さめの鳥居で、こちらも人気のフォトスポット。
上島町の人気者「かみりん」がおやつになっちゃった!
上島町のかわいいマスコットキャラクター「かみりん」をモチーフにした「かみりん焼き」というお菓子を作っているテイクアウト専門店の「おやつタイム」へ。
店前のベンチにもかみりんを発見!「かみりんは上島町内に古くから住う海の神様なんだって!」
「こんにちは~! 今日はお天気もよくて自転車が気持ちいいですね」と明るく声をかけてくれた店主の畝田さん。海沿いにログハウスを建てて2022年7月にオープン。近所の方も立ち寄るアットホームなおやつ屋さんです。
「上島町にないものを作って島をアピールしたい!」と、「かみりん焼き」を考案。自家製あんこ(200円)のほか、カスタードとチョコ(各250円)が定番です。
季節限定商品も登場。この日は秋限定のスイートポテト(300円)が店頭に。夏は「チリタコス」冬は「肉まん」の味が人気なんだとか。写真を撮らずにはいられないかわいさ!
「食べるのがもったいないね~」「せなかにかみりんて書いてあるのわかりやすいね笑」
軒先の防波堤に腰掛けて「いただきま~す!」
サイクリングのお供にできるようにと、冷めてもふっくら美味しく食べられるように考えられた「かみりん焼き」。数種類購入して途中の休憩タイムに食べるのもオススメです。
名称:おやつタイム
電話:0897-72-9227
住所:愛媛県越智郡上島町弓削上弓削441-1
営業時間:水曜・土曜・日曜の11:00~15:00
定休日:月曜・火曜・木曜・金曜 ※変則的なためInstagramで要確認
URL:https://www.instagram.com/oyatu.taimu/
生名島の立石港からフェリーで因島へ
上島町のゆめしま海道をぐるっと満喫したら因島へ。これからしまなみ海道を今治方面へ向かって走ります。因島(土生港)行きのフェリーが出る立石港務所のレンタサイクルターミナルでe-bikeを返却してからフェリーに乗船。
立石港務所で上島町のお土産が並ぶ自動販売機を発見!
上島町や愛媛県の特産品が購入できます。
岩城島の銘菓、タムラ食品の芋菓子をゲット!
すべて手作業で作る芋菓子は、ポリっとカリッとクセになる美味しさ。食べきりサイズの小袋です。
大三島のニュースポット「井のイの!STAND」を目指すよ!
因島の土生港で再び自転車をレンタル。クロスバイクに乗り換えて、しまなみ海道をサイクリングします。因島~生口島を走って大三島へ。話題の新店『井のイの!STAND』に向かいます。『道の駅 多々羅しまなみ公園』を過ぎて、少し自転車を走らせると…。
住宅街の中に、イノシシとハンバーガーのイラストが描かれた看板を発見!
猪肉ハンバーガーのテイクアウト専門店として、2023年4月に本格始動。基本的な営業日は金曜~日曜と祝日のみ。金曜はハンバーガーの販売ではなく、ジャンルレスな料理が登場する「週替わり定食の日」という、ユニークな営業スタイル!
東京や海外で飲食店に携わってきた青栁さんが夫婦で営む店。島の農業に被害を出していたイノシシを捕獲し、その命を最大限に活用することを目的として立ち上げられた『しまなみイノシシ活用隊』から適切に処理された新鮮な猪肉を仕入れてパテを作ります。
席はテラス席のみ用意。青栁さんが読み終えたであろう本がさりげなく置かれているので注文の待ち時間に読んでみましょう。
注文は小窓で。猪肉を深く知りたいと、解体も学んだ青栁薫さん。美味しい部位や脂加減なども理解した上で試作を重ねて猪肉バーガーが完成。東京などでパン職人として経験を積んだご主人・哲さんの特製バンズが見事に調和して文句なしの美味しさです!
看板メニューのハンバーガーと新作のホットドッグをいただきます。大三島で採れた野菜もたっぷりサンドされています。
「井のイの!SET(1300円)」は、ハンバーガーorホットドッグ+フライドポテト(M)+ドリンクのセット。新鮮な猪肉のかたまりからミンチにした自家製パテが主役の井のバーガー(単品700円)、フライドポテト(単品M 300円・L 400円)、大三島産ブラッドオレンジジュース(単品450円)をチョイス。
2度挽きしてなめらかに仕上げた自家製ソーセージがおいしい井のドッグ(単品700円)と山コーラ(単品600円)を選びました。山コーラは、10種類以上のスパイスを煮込んで作ったクラフトコーラ。
「猪肉って初めて食べたけど、こんなに美味しいなんて知らなかった~!」「わざわざ訪れて大正解だったね!」地域で活動する猟師たちが捕獲・解体した猪肉をどうやったらおいしく食べられるかをとことん考えた究極のバーガー。ぜひ、ご賞味あれ!
名称:井のイの!STAND
電話:070-1062-6084
住所:愛媛県今治市上浦町井口6487
営業時間:土曜・日曜・祝日の11:00~16:00(LO15:30)、金曜11:30~14:30
(L014:00)は定食のみ、水曜・木曜は5個以上の事前予約のみ
定休日:月曜・火曜
URL:https://www.instagram.com/inoino_stand/
島の日常が感じられる、一棟貸しの小さな宿にステイ
しまなみ旅の楽しみの一つが〝島に泊まる〟ということではないでしょうか。古民家をリノベーションした宿泊施設をはじめ、新しい施設がたくさん登場しています。今回は、一棟貸しの宿『足るを知る木洩れ日る』をご紹介。1日1組(4名まで)限定の宿泊施設で、大島の伝統ある古民家をリノベーションして2022年1月にオープンしました。
かつては、お遍路さんや旅人が休める「善根宿」として利用された古民家で大島を訪れる人々を癒していた建物。2022年、その趣を残しつつ、宿にリノベーションされました。
「木々や日々から木洩れ日る、小さな出来事に、全ての喜びがある。少し何かが足りないことで、輝く光を感じとることができる宿」がコンセプト。食事は島のお店に足を運んでもいいし、島の食材を持ち込んで調理するのもOK。
宿は二階建て。1階のベッドルームには、ゆるやかに部屋と庭を繋ぐウッドデッキがあります。室内にいながらも、自然を五感で味わえる場所。食材を持ち込んでウッドデッキでのんびり食事やBBQをするのもおすすめです。
リノベーションで使いやすく整えられた水回り。古民家ならではの立派な梁が残る浴室でリラックスしましょう。
2階のベッドルーム。海を望むカウンタースペースもあるのでワーケーションにも最適。窓の外の景色は、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉と、四季折々に変化する様子を楽しむことができます。
■料金:1泊1棟貸し 1~2名22000円、3名30000円、4名38000円(季節により変動)
名称:足るを知る木洩れ日る
問:hotelisnear@gmail.com
住所:愛媛県今治市吉海町田浦378
URL:https://www.tarubi.com/
※この記事は2023年10月時点での情報です。最新の情報は各施設にお問い合わせください。