しまなみ体験記

尾道発着!冒険気分で最高の一人旅を1泊2日のサイクリング旅へ【1日目】  

尾道港レンタサイクルターミナルからいざ出発

尾道港レンタサイクルターミナル(尾道市)🛳️向島🚲因島🚲たくま商店(因島/尾道市)🚲一色商店(因島/尾道市)🚲トマリギ(大三島/今治市)🚗うみまちバルアメリ(大三島/今治市)【泊】

ブルーラインを道しるべに冒険気分でひとり気ままにサイクリング。2024年から複数日レンタルが可能になった電動アシスト自転車を利用して尾道から大三島を目指します。電動アシスト自転車は坂道も楽々で進むので、これまで躊躇していた方も、これを機会に長距離サイクリングに挑戦しませんか? しまなみ海道ならではの出会いや発見、非日常的な体験を通じて自分を解放する旅に出かけましょう!

※この記事は2024年11月時点での情報です。最新の情報は各施設にお問い合わせください。

尾道駅から海側へ徒歩5分、駅前港湾駐車場内にある「尾道港レンタサイクルターミナル」で電動アシスト自転車をレンタルします。空きがあれば当日受付も可能ですが、電動アシスト自転車は人気なので公式webサイトで事前予約がおすすめです。予約しておいた方が当日の手続きもスムーズ。受付カウンターで予約番号を伝えます。

これまでは当日返却が必須だった電動アシスト自転車ですが、2024年7月から複数日に渡るレンタルが可能に!「念願のサイクリング一人旅。坂道とか不安だったけど、電動アシスト付きなら安心です」

「瀬戸田観光案内所、瀬戸田サンセットビーチ、上浦レンタサイクル(道の駅 多々羅しまなみ公園内)の各ターミナルでバッテリーの交換ができます。だいたい30~40kmを交換の目安にされるといいですよ」

■料金:電動アシスト自転車 4,000円/1日

名称: 尾道港レンタサイクルターミナル
住所:尾道市東御所町地先(駅前港湾駐車場)
問:0848-22-3911(しまなみジャパン尾道事務所)
営業時間:[3~11月]7:00~19:00、[12~2月]8:00~18:00
定休日:無休
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向島までは渡船で移動 尾道水道は癒しの絶景

駅前渡船「向島行き渡船のりば」から渡し船で向島に渡ります。朝は出勤や通学で利用する人が多く、尾道の日常の光景が見られます。

約12分間隔で終日往復運航しているので、到着した船にそのまま自転車と一緒に乗ってOK! 船内で運賃を支払います。

尾道と向島のあいだを「尾道水道」と呼びます。一番細い場所で幅約200mなんだそう。まるで川を渡っているかのような不思議な感覚です。

■料金:大人100円、小人50円(自転車・125cc未満のバイクは+10円)

住所:尾道市東御所町9(駅前渡船)
営業時間:6:00(向島発)~22:10(尾道駅前着)の往復運航
定休日:無休
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目指すはたくま商店! 海沿いを走って因島へ

向島を縦断して因島大橋を渡った先が因島。このあたりは初心者向けのおすすめコースということもあり、多くのサイクリストが行き交うエリアです。穏やかな潮風香るシーサイドサイクリングが楽しめます。

ブルーラインに沿って因島を瀬戸田方面へ。生口橋のすぐそばにある、島のめん屋「たくま商店」に到着! 

「元々は島の若者たちの挑戦を後押ししたいとチャレンジショップとしてオープンしたんですよ」と店主の岡野さん。長年、尾道で複数の飲食店立ち上げ事業に携わったり、地域の若者や移住者のサポートしていたこともあり、あらゆる年代が自然と集うスポットに。

店主イチオシの豆乳塩担々麺!

口コミで人気の塩鶏そばが気になりつつも、岡野さんオススメの豆乳塩担々麺とミニ焼豚丼を注文。

元々は期間限定メニューだった豆乳塩担々麺(990円)。お客さんからの要望で定番メニューとして再登場。鶏ガラスープをベースに鯛の出汁を効かせ、さらに豆乳でまろやかに仕立てたトリプルスープが自慢の一杯。

ラーメンと一緒にペロリと食べてしまえるのが、ミニ焼豚丼(440円)。この焼豚のタレは看板メニューの尾道ラーメンのかえし(タレ)。相性抜群なのも納得です。

「優しい塩味がクセになります~」その秘密は因島産の天日干し塩にあり。

たくま商店で使用している個性的な器は、広島県出身の陶芸家・吉野 瞬氏の作品。店主と親交があり、お店の内装や椅子も吉野氏が手がけた。

名称:島のめん屋 たくま商店
住所:広島県尾道市因島田熊町4703-3
電話:0845-23-7640
営業時間:11:00~15:00(スープがなくなり次第終了)
定休日:水曜
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ルートに点在するサイクルオアシスで休憩

しまなみ海道のサイクリングルートには、自転車の空気入れの貸し出し、給水、トイレの利用などができる「しまなみサイクルオアシス」が点在しています。サイクリストたちが安心して休憩できる場所として地元の商店や住民たちがスペースを提供しています。因島の土生商店街にある「鮮魚 一色商店」もそのひとつ。

このフラッグが目印。空気入れや休憩のためのベンチを常設し、給水サービスを受けられるほか、トイレを借りることができます。

空気圧のチェックもできる高機能な空気入れがスタンバイ。空気を入れながら、お店の方に坂の勾配や道の状況を聞いてみるのもオススメです。地元民ならではの視点で地域の情報を教えてくれます。

休憩中にお腹を満たしてくれるご当地グルメを発見! 瀬戸内近海で獲れた魚のフライをはさんだおさかなバーガー(450円)。

土曜日は同じ土生商店街にある「児玉製パン所」のパンを使用しているそう。平日は注文を受けてから調理をするのでアツアツのサクサクがいただけます!

「いただき~す! 外はサックサクで身はふわっふわ~」ソースはタルタルソースとケチャップソースの2種類あるのでお好みで味わって。

「鮮魚 一色商店」は因島で100年以上続く老舗の鮮魚店。ゆめしま海道が開通してからは、因島の土生港を利用するサイクリストの立ち寄りスポットとして人気を集めています。

大三島を満喫できるゲストハウスにチェックイン

自由に空を翔ける鳥たちがゆっくり羽を休める止まり木のように、大三島を訪れる旅人たちが安心してくつろげる場所をと2019年にオープンしたゲストハウス「大三島 素泊り茶房 トマリギ」。

入口に設置されている看板のロゴマークからも宿主の想いが伝わってきます。

サイクルオアシスとして宿泊以外のサイクリストもサポート。

周辺は街灯が少なく日没後は暗くなるので、日没前のチェックインを目指しましょう。

ご自身もサイクリストとして大三島を訪れたことがある宿主の森さん。その際、感じた景色のすばらしさや過去に宿泊したゲストハウスでの心温まる体験がトマリギのオープンにつながったそうです。

玄関の横に広がる大きな土間は共有スペース。宿主にその日開いている近隣の飲食店情報を聞いたり、旅人同士で訪れた素敵なスポットを共有したりと交流が生まれる場所になっています。

「趣味として淹れているお茶は、お客さんとのタイミングが合えば飲んでいただいています」と森さん。

「このほっこり空間と優しいお茶が疲れたカラダに染み渡ります」

この日は、宮崎県のお茶農家さんがつくる烏龍茶をいただきました。

1泊1名4500円のドミトリーは全8室。コンパクトなスペースに素泊まり機能が凝縮された安心で快適な空間です。

こちらは1泊1部屋13500円のロフト付き和室(定員3名)。ほか定員2名のちいさい和室(1泊1部屋9000円)もあり。個室は各1部屋あります。

2階のドミトリーへは本棚も兼ねた階段を昇ります。秘密基地みたいでワクワク! 本は自由に読むことができます。

シャワー室のほか快適な洗面所と洗濯機(1回100円)も完備。乾燥機はないのでハンガーを借りて自室に干しましょう。

土間スペースにある共有キッチン。調理器具や食器も無料で借りられるので、気になって購入した地元食材の簡単調理や朝食時などで自由に使えます。

宿主の好みが垣間見えて、共有スペースでの会話が弾みそうな本のセレクト。

名称:大三島 素泊り茶房 トマリギ
住所:愛媛県今治市大三島町宮浦88
電話:080-8493-5416
チェックイン16:00~20:00/チェックアウト12:00(セルフサービス)
料金:1泊4500円~
宿のご予約はこちら

島とっておきの美味をココロとカラダで味わう

旅のお楽しみ、夜ごはんは2024年4月にオープンした「うみまちバル アメリ」へ。しまなみ海道をはじめ、大三島の美しい自然…この島で暮らす素敵な人々と触れ合い、魅了されて移住してきた富山県出身のオーナーシェフ鍋島さんと石川県出身のサービス担当の酒井さんが2人で切り盛りするレストランです。

島内宿泊施設への無料送迎サービス(事前予約制)を利用してお店へ。お迎えは1日1組限定で17:30~17:45頃にお迎え。帰りは22:00前後(混雑状況により変動あり)に送ってくれます。「美味しいお酒とお料理を安心して楽しめるから嬉しい~!」

酒井さんがセレクトしたレコードが流れる素敵な空間。大きな窓のすぐ向こうには穏やかな海も見えるので、五感を通じて心地よい時間を過ごすことができます。店内にはアップライトピアノもあり、毎月最終日曜日のランチタイムは、ジャズライブとお寿司コースが楽しめるイベントも開催中です。

金沢カレーのアランチーニ(ライスコロッケ)(690円)

イタリア・シチリア名物アランチーニをアメリ流にアレンジ。ほんのりと香るカレーが食欲をそそります。鍋島さんはフレンチと寿司職人の二刀流シェフ! メニューにはワインやクラフトビールに合う料理がたくさんラインナップされています。

自家製ツナと白いんげん豆のサラダ(940円)

口の中にふんわり広がる白いんげん豆の甘さと、自家製ならではのツナのフレッシュさを味わえる逸品。

アメリのアリゴ~フランス郷土料理~(860円)

愛媛県産の里芋「伊予美人」にチーズとにんにくを加えた濃厚マッシュポテトをバケットで。

「大三島ブリュワリー」のクラフトビール ブロンドエール(1080円)。クセの少ないビールでアルコール度数も低めなのが特徴。地元のクラフトビールを現地で味わう、贅沢な一杯です。

「景色がキレイで、人が優しくて、ゆったりとした時間が流れる場所。そんな場所を探していたときに出会ったのが、この大三島でした」と酒井さん。酒井さんも素敵な場所に魅了されて鍋島さんと共に移住を決めたそうです。貸切営業をされている場合もあるので事前予約で訪れるのがおすすめです。

名称:うみまちバル アメリ
住所:愛媛県今治市大三島町大見2559
電話:0897-72-8520
営業時間:ランチ11:00~15:00、ディナー18:00~23:00
定休日:水曜・木曜
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※この記事は2024年11月時点での情報です。最新の情報は各施設にお問い合わせください。

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